今回はby.Sさんの最新記事のご紹介です。
Amazon Fashion Week TOKYO 2019 A/W、会期2日目の3月19日。テキスタイルに世界観が宿る「NOMA t.d.」がコレクションを発表。ヘアメイクを担当した資生堂ヘアメイクアップアーティストの豊田 健治さんに、ファッションとメイクのバランス・テクを伺った。
ファッションが際立つヌーディなコントゥアリング
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出典: ©Japan Fashion Week Organization
“HARMONY”を今季のテーマに掲げた「NOMA t.d.(ノーマ ティーディー)」。過ぎ行く時のなかには優しさやぬくもりだけでなく、厳しさや儚さも潜むという両極性を表現。大判のストライプやタイダイ染め、不規則なストライプ柄、大ぶりの花柄など、大胆な色柄が目に飛び込む。
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出典: ©Japan Fashion Week Organization
そして、スカーフやハット、「PORTER(ポーター)」とコラボした巾着のようなナイロンバッグなどの小物を仕込み、独自のハーモニーを奏でるカジュアルライクな8ルックを披露した。
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出典: ©Japan Fashion Week Organization
主張の強いファッションとモデルのキャラクターを最大限に生かすため、豊田さんが意識したのは“ノーメイクアップ・メイクアップ”。
極力薄づきにして、光と影のコントラストが映える美しい素肌感を表現した。
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出典: ライター撮影
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出典: ライター撮影
突き詰めた結果、マスカラやアイカラーは未使用。骨格の陰影でニュアンスを出す見せ方を選択した。
基本的に、コントゥアリングメイクです。ファンデーションでヌーディなトーンに補正して、ベージュ系のリップとチークを使い、陰影をつけていく。顔の立体は、皆それぞれ違います。今回はその立体がつくる影を意識し、色の乗せ具合や強弱に変化をつけて個々の顔立ちを際立たせました
コメント: 豊田さん
キーアイテムは、ニュートラルなベージュ
服とのバランスを考え、豊田さんがチョイスしたキーアイテムはこちら。
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出典: ライター撮影
SHISEIDO ヴィジョナリー ジェルリップスティック(201 Cyber Beige)
3,600円(税抜)/全28色(店舗限定色3色)1.6g
SHISEIDO ミニマリスト ホイップパウダーブラッシュ(04 Eiko)
4,000円(税抜)/全8色 5g
ブランドにジェンダーミックスな要素があるので、性差を感じさせずに服の色が映え、尚且つ表情をフレッシュに見せてくれる色が理想的です。それらを包括するニュートラルなところを探っていくと、この色に落ち着きました
コメント: 豊田さん
ややオレンジみのかかったベージュは肌なじみがよく、血色感が高まり、明るく軽やかなニュアンスに。日常でもオンオフ問わずに活躍する万能色なので、ひとつはキープしておきたい。
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出典: ライター撮影
今回、リップは中央から指でトントンと軽く乗せるようにつけています。強弱がつけやすい質感なので、唇の内側までしっかりつけると隠ぺい力が上がってオンな印象に。
ホイップ状のチークカラーは指でぼかしやすく、肌に溶け込んで自然な立体感が演出できます
コメント: 豊田さん
ショーのリハーサルを終えてのタッチアップ。
赤い花の手刺繍がインパクトのあるシャツを着用したモデルには、刺繍に合わせて赤系のリップをぼかすようにオン。
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出典: ライター撮影
SHISEIDO ヴィジョナリー ジェルリップスティック(218 Volcanic)
3,600円(税抜)/全28色(店舗限定色3色)1.6g
ライトを浴びることで、服に比べて弱く見えるパーツにアクセントを加えた。
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出典: ライター撮影
ファッションとメイクを同じテンションにもっていくため、負けている部分にメリハリをつけました。カジュアルな方向の服なので、くっきりと色を乗せるとTOO MUCHな気分。輪郭をぼかし、フォーマルになりすぎないようにしています
コメント: 豊田さん
バランスの極意は「リンク」と「同調」
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出典: ライター撮影
ファッションとメイクを絶妙なバランスで魅せてくれた豊田さん。
いつも服のコーデは気にしても、メイクとの関係はおろそかにしてしまいがち。
おしゃれレベルを格段に高める、服とメイクの正しい合わせ技は?
例えばエフォートレスなムードのとき、ファッションとメイクを含め、ポイントは1つ、もしくは2つに絞ります。バッグやベルトなど、いずれかのアイテムにビビッドな色を使うとしたら、そのほかの色は抑えて一点豪華主義にする。
もしくは、そのアイテムにリンクするような色のアイラインかリップを一カ所に差し、服とメイクを同調させる考え方もあります
コメント: 豊田さん
また、ここ数シーズンのナチュラルメイク流行りから、色を楽しむムードにも戻りつつあるという。
目や口もとに軽快な1色を差してあげるだけで、いまっぽい雰囲気がつかめると思いますよ
コメント: 豊田さん
服とメイクのバランスは、欲張りすぎずにポイントとなる色を絞り込むのが正解。
トータルで調和を考え、春夏スタイルをグレードアップ!
取材協力/資生堂ヘアメイクアップアーティスト 豊田 健治さん
[今回はby.Sさんの最新記事をご紹介しました。
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by.S
「服×メイク」バランスの極意は“リンク”と“同調”。ショーから真似できるメイクテクを✔︎
リラックスしたムードがブランドの個性でもあり、そこを引き立てたかった。デザイナーさんやスタイリストさんと相談しながら、プロが手を加えた感じではなく、モデル自身が着こなしているような仕上がりを計算しました
コメント: 豊田さん