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【おおしまりえの恋愛道場】vol. 11
夜になると寂しくて不安になるのはどうしたらいい?
彼氏と何かトラブルが起きたわけではないのに、夜になると無性に不安感に襲われることってありませんか?
LINEの返事が来ない。彼の態度がなんだかそっけない。何か気になることが起きた。そんな時、昼間だったら「別にいっか」と流せることも、急にどよーんと心に来ることってありませんか?
「死にたい……もう消えたい……」
そうしてSNSにあふれる愚痴の数々なわけですが、これってどうしておもに夜にばかり起きるのか考えたことはありますか。実は仕組みを紐解けば、夜のどうしようもない落ち込みはある程度回避できたりするものです。
夜になると寂しくて不安になるのはなぜ?
夜になると「ああ、もう寂しい。死にたい」的に、ネガティブな ”病みモード“ になってしまう。彼氏がいる人は、急に些細なことが気になりはじめたり、シングルの人は強烈な孤独感に苛まれたり。でも昼間仕事をしている時などは、あまりこういった負の感情でいっぱいいっぱいになったりすることってないかもしれません。実はそこには、心よりも体の仕組みが関係しています。
体の疲れが心も疲れさせる
心と体は繋がっているので、体が疲れていると自然と心も落ち込みがちになります。つまり夜という1日の疲れを溜め込んだ状態であれば、当然心も疲れやすくなっています。そんな時に彼との不穏な空気を感じたり、ひとりの寂しさを少し感じる瞬間があったら、またたく間に心がネガティブに侵食されてしまうことは当然のことなのです。
副交感神経がより落ち込みを加速させる
また夜というのは緩和やリラックスを司る『副交感神経』が優位になる時間です。昼間が戦闘モードの『交感神経』優位なのに対し、夜はスローモードになるのは人間の本能。
副交感神経優位だと落ち込みやすいというわけではありませんが、リラックスしているぶん、普段は気にならないことも、夜だからナーバスにとらえてしまうこともあるんです。
相手のリズムが読みにくく、考える時間がある
また、落ち込むということは、ある意味落ち込む時間があまってるということでもあります。つまりヒマだから人は落ち込むのです。(笑) 夜はあと寝るだけだったり、少しやるべきことが落ち着いて頭に余裕ができていませんか? その余力が、たまたま落ちることに反応しているだけかもしれません。
3つほど不安になる原因をご紹介しました。実は落ち込むという行動は、心よりカダラやその時の状況に左右されていることが多々あります。あまり振り回されて悲しい気持ちに押しつぶされてしまう前に、少しだけ自分を振り返ってみませんか。
不安になった時の対処法
では、実際今切羽詰まるほど落ち込んで消えそうで、彼に泣きつきたい気持ちのときはどうしたら良いのでしょう。ここでは5つ、いますぐできる対処法をご紹介します。
不安になるのは自分のせいじゃないと言い聞かせる
そもそも不安になったとき、だいたいが「こんな能無しの自分……」という、物事への不安とあわせて、自分のポンコツ具合を嘆きたくなったりしませんか? そして自己嫌悪のループにハマる。落ち込むことを完全に止められなくても、まずは自己嫌悪のループは止めてしまいましょう。今すぐできるのが原因を自分以外に求めることです。
不安になるのは自分のせいじゃなくて、夜のせい。低気圧のせい。寝不足のせい。こんなふうに自分以外に原因を見いだすだけで、少しラクになれないでしょうか。
不安を煽るようなものを遮断する
人間は行動によって感情を誤認する性質があります。楽しくなくても笑っていると、楽しいと錯覚するんです。これを踏まえると、不安なときは不安をより味わえる状況にしないことが、抜け出す1つの策といえます。
例えば、つい書き込むTwitterも、落ち込みを長引かせるひとつの行動かもしれません。また、ちょっと陰の空気感がある歌も、こういう時は聴かないほうが心には健康的です。個人的には中島みゆきさんや椎名林檎さんなどは、夜に聞くと落ち込みを加速させるような……もちろんいい歌なんですけどね。こういう時はもう少し優しくて、明るく元気な曲を聴いてみましょう。
生き物に触れる
好きな人や生き物とのハグは、幸せホルモンと呼ばれる『オキシトシン』の分泌を促すという効果があるといいます。ちなみにカワイイ動物や好きな人の写真を見るだけでも、オキシトシンは増えると言われています。
例えば家族や飼い犬とハグしたり、猫カフェに逃げ込んでモフモフするのもOK。間違っても、大して好きじゃないセフレに逃げ込むことがないように。(笑) オキシトシンは、好きじゃない相手とハグをすると、逆に分泌が減ってしまう側面があるからです。
考える時間を与えない
先程も少しご説明したように、考える時間があると人は囚われた問題をより難しく考えがちです。つまりヒマにしないことが、落ち込みを回避させるひとつの方法です。運動したり、映画を見たり、本を読んだり。頭を問題から反らせる努力は、実は有効なのです。
体調を回復させることに全力になる
落ち込む原因は体力の消耗も原因です。そのため、しっかり寝て体力が回復してから考え直すというのも、健全で良い方法です。おいしいものを食べ、お風呂にゆっくりつかり、しっかり寝る。人間の基本を行うだけで、心も自然と元気を取り戻すこともあるんです。
いかがだったでしょうか。夜って不安や寂しさを大きく感じさせる時間帯ですから、飲まれない方法を知っておくと、人生がラクになりますよ。翌朝彼と話したら、なんてことなかった……なんて話はよくあります。どうかあなたの落ち込みが、早く癒やされますように。
おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト
10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。
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Twitter:https://twitter.com/@utena0518
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寂しくて死にたい…夜になぜか強まる「不安感」の正体と解消法 #11 – 文・おおしまりえ | ananweb – マガジンハウス