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【おおしまりえの恋愛道場】vol. 46
好きじゃない人にしか好かれない! その原因をパターン別に解説
好みのタイプは、優しくて聞き上手で、年上の頼りがいのある男性。常々そう公言しているのに、付き合うのはなぜか全然違う性格の人ばかり。はたまた、告白されるのはいつも好みじゃない人ばかり。
そんなチグハグな恋に悩んでいる女子はいませんか? かくいう私も学生時代には、なぜかぽっちゃりオラオラしたマイルドヤンキーにばかり告白されていた時期があり、「全然好みの人がこない!」と首を傾げていたものです。
やっかいな理想と現実のミスマッチ。実は原因には3つのパターンがあると思っています。今回はそのパターン別に、原因と対処法をご紹介します。
パターン1:理想のレベルと自分の恋愛レベルが著しく離れている
パターン1は、残酷ですが、あなたの求める理想が高すぎるというのが原因です。たとえば「アイドル顔のイケメンと付き合いたい」と言っている女性がいたとして、逆に考えてみましょう。そもそもあなたはイケメンから見初められるほど、魅力的な女性ですか?
イケメンなんて言うと、話がファンタジーめいてきますが、よくあるパターンでは「頼りがいのある男性がいい」とか「若々しい男性がいい」と主張するものがあります。どんな条件をあげてもいいのですが、ちょっと振り返って欲しいのです。あなたはその魅力的な男性からみて、見初められるほど魅力がある女性ですか? と。
またこの手のタイプの対処法はたった1つ。自分が好きになった男性が、自分と“釣り合っているか”を、厳密にジャッジしてみましょう。自分で考えるのはもちろん、正直な意見を言ってくれる女友達を頼るのもいいでしょう。
そうして導き出された結果を受け入れ、男性の想像を下げるもよし。自分を高めて理想に近づくもよし。まずは立ち位置を知ることが、このタイプが幸せになるカギなのです。
パターン2:自分の理想と受けのいい男性がミスマッチを起こしている
2番目にご紹介するのは、過去の私も当てはまっていた「自分の好きなタイプと、受けのいいタイプのミスマッチ」を起こしているパターンです。「穏やかそうな男性が好きなのに、オラオラ系にばかり好かれる」「年上が好きなのに、なぜか年下ばかりから告白される」など、わかりやすいパターンはたくさんあります。
このタイプのそもそもの原因は、あなたが自然とおこなっている行動が、あるタイプのツボを押していることです。そしてツボを押しているあなたは、完全に無自覚。これが原因。対処法としては、まず自分のどんな魅力がミスマッチの原因になっているか、少し考えてみましょう。
過去相談を受けた女性の例を紹介すると、ある女性は、年上が好きなのになぜか年下ばかりから好かれるというミスマッチの中にいました。原因は彼女のしっかり者という性格。面倒見の良さと、お姉さん感がそうさせていたのですが、本人は完全に無自覚でした。
そこで、優しい性格はそのままに、甘え上手や頼り上手になる意識を持ってもらうようアドバイスをしました。人間関係は対等とはいえ、多くの男性は“心地よい頼られ行為”に弱い生き物。だからこそ、しっかり者の女性は、意識的に自分の好みに刺さる要素を磨くことが有効です。
パターン3:好きな人の前だと極端に萎縮してしまう
最後は、好きない人の前だと緊張したり変に自分をつくりすぎたりした結果、きちんと感情のやり取りができず、損をしている女子です。よくあるのが、見た目は美人なのに、恋愛経験が乏しかったり、そもそも自己肯定感が著しく低かったりする女子です。彼女たちは好きな人の前でいつもと違う態度を取ってしまい、結果として恋愛がうまくいかないという負のパターンの中にいます。
このタイプが失敗パターンから脱するには、緊張の原因を突き止め、少しずつ解消させていくことが大切です。男性に慣れていないのなら、場数を踏む。男性に過去すごく嫌な想いをさせられて、今もトラウマが残っている。そんな女性は、時間がかかったとしても、自分の苦手意識の根源に触れる必要があるでしょう。面白いことに、このパターンの女性には、けっこうな美人が多かったりもします。
このタイプは、相手に対してうまく振る舞えないモヤモヤを「自分で出来る努力=見た目を磨く」といった行動に出がちですが、大事なのは心の問題なのです。
3つのパターンをご紹介しましたが、自分がどこに当てはまるか、少し理解できたでしょうか。それでもよくわからないという方は、ぜひ親しい友達などに聞いてみると、意外なヒントを得られるかもしれません。
人生は手に入らないもののほうが多い。だからこそ、努力で叶いそうなものは、全力で努力した方が幸せになれる。これはある社長に教わった話です。恋愛のほとんどは、まさに「努力で叶いそうなもの」に入ります(もちろん不倫とかは違いますよ)。
だからこそ、ミスマッチに悩む方は少しずつでいいので、“自分を見る”という努力をしてみて欲しいのです。きっとその先には、恋愛という幸せだけでなく、自分の成長や発見という、別の幸せも待っていると思います。
おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト
10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。
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