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【「40過ぎてツインテールって…」オダギリジョー&麻生久美子『時効警察』が復活! | ananweb – マガジンハウス】のご紹介です。

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「40過ぎてツインテールって…」オダギリジョー&麻生久美子『時効警察』が復活! | ananweb – マガジンハウス

今回はananweb – マガジンハウス – 恋愛現役女子が知りたい情報を毎日更新!さんの最新記事のご紹介です。


12年ぶりに帰ってきた伝説のドラマは、絶対見逃せないと言っても過言ではないのだ!

Drama

‘06年に放送された深夜ドラマ『時効警察』。三木聡監督を筆頭に、多才なキャストとスタッフ陣が作り出すそのシュールな世界観に、放送当時、やみつきになる人が続出。加えて、時効を迎えた未解決事件を趣味で捜査するという斬新なストーリーも話題を集め、深夜枠での放送にもかかわらず、平均視聴率は10%超え。その人気ゆえ、翌年に『帰ってきた時効警察』が放送されると、こちらも平均視聴率が12%を超えるという、まさに伝説のドラマなのです。そんな『時効警察』が、この秋、なんと12年ぶりに復活! そう聞いて、居ても立ってもいられなくなったアンアン編集部は、シーズン3となる『時効警察はじめました』をさらに楽しむべく、改めてその魅力を考察。個性豊かすぎるキャラクターたちに、作品中にちりばめられた小ネタの数々、新たに参加するキャストやスタッフと、今回も見どころは随所にあり! 前作を見ていないという人もまだまだ間に合う、『時効警察』ワールドの魅力を徹底解説します!

1分でプレイバックする! これまでの『時効警察』。

時は13年前。総武警察署の時効管理課に勤める、とにかく平凡な男・霧山修一朗。ある日、無趣味なことをからかわれた彼は、時効事件の捜査を趣味にすることを決意! その助手として名乗りを上げたのが、交通課の三日月しずか。彼女は、霧山が罰ゲームで記入させられた婚姻届をこっそり盗むほど霧山に恋心を寄せている。そんな二人がコンビを組み、遺留品の返却を理由に事件の関係者を訪ねながら、解決への糸口を探していく。普段は地味な霧山だが、時効事件ではその手腕を発揮。メガネが曇る、髪型が変わる、雨が降るなどの変化を手掛かりに、アリバイ不十分だった容疑者の嘘を見破っていく。ただし、真相を暴いたとはいえ、時効を迎えたため法の裁きはなし(ドラマ放送時)。犯人を不安にさせないために、“この件は誰にも言いません”と書かれた霧山特製の「誰にも言いませんよ」カードを犯人に渡すのが毎回のお約束。

毎話ゆるい笑いを届けているが、時にはほろりとする展開も(時効間近の美人犯人に恋をした十文字刑事の葛藤を描いたエピソードなど…)。捜査資金が底をついたことで、一時は捜査を中断していた霧山だが、万馬券が当たり時効捜査を再開することに(シーズン2)。すると、霧山が犯人に間違えられたり、催眠術にかかった三日月がCDデビューを果たしたりと、ドタバタ劇はさらにパワーアップ! そんな過去2シーズンを、現在Amazonプライム・ビデオで配信中。予習をすると、さらに楽しめるはず!

12年ぶりの共演なのに、全く変わらない!?

――『時効警察』が復活すると聞いたとき、率直にどう感じましたか?

麻生:まさか本当に復活すると思ってなくて。何度か話もあったけど実現しなかったから今回もやらないんだろうって思っていたんです(笑)。

オダギリ:あ、そうなの?

麻生:そうだったよ! これまで2回くらいかな。あ、でもごめんなさい。私、かなり適当なんで(笑)。

オダギリ:本当に適当だからね(笑)。

麻生:はははは。でも、うれしい半面、大丈夫かなっていう不安もちょっとね。共演自体もほぼ12年ぶりで。最初はすごく緊張しましたよ。

オダギリ:でも、昔と何も変わらないよね? 現場の雰囲気も。

麻生:不思議なくらいに(笑)。ただ、私、とにかく髪型が心配で。

オダギリ:そんなに?

麻生:女性にとってはすごく大きいことなんですよ! 40歳過ぎてツインテールって! でも、ツインテールをした段階である種の覚悟ができたんです。それで自然と三日月に戻れたのかなぁ。

――お二人の掛け合いを聞いていると、霧山くんと三日月くんをそのまま体現されているようです。

オダギリ:昔からですね。なんというか、もう役を超えた感じがあって(笑)。僕は単純に麻生さんの生態自体に興味があるので。麻生さんが三日月であろうと他の役であろうと、僕はきっと面白がるんですよ。それはどんな作品であろうと、何年経っても変わらないと思いますね。

――具体的にはどんなところが?

オダギリ:それはあんまり口にしたくないことではありますけど。

麻生:ふふふふ。どうして?(笑)

オダギリ:最近でいうと……うーん、虫除けくさかったり。

麻生:わはははは。よせよ!

オダギリ:なんか、そういうところが好きですね(笑)。

麻生:オダギリさんこそ、こんなに面白い人はいないですよ。いろんな意味で。なんか、オダギリさんっていじり倒すことが好きですよね?

オダギリ:どちらかというとSっ気が強いんで、友達とかもいじれるタイプの人が多いんですけど。麻生さんがもう、本当にぴったりで(笑)。

麻生:(笑)。でもね、すごいんですよ。お芝居をしているときは、何をやっても成立させる人なので。いつもすごいなぁって尊敬しています。

オダギリ:いや、僕も同じことを思っていますよ。麻生さんに何をやらせても、自分が想像している以上のものが必ず返ってくるから。

麻生:あははは。ありがとうございます。オダギリさんって、私のことを本当にわかってくださるんですよ。私、オダギリさんが監督した回(シーズン2・第8話)の三日月がすごく好きなんです。日頃から私のことをよく観察してくれて、うまいこと引き出してくださったんだなって。

オダギリ:前回もだけど、待ち時間に麻生さんと喋るじゃないですか。で、そのときの麻生さんの面白さが前面に出てほしいから、「あのやり取りをこのシーンに入れてみようよ」とか話して、普段の会話からひとつのシーンが膨らんだりするんです。今回の現場でもそうです。麻生さんの素材の良さが、三日月の面白さに直結しているんですよね。

麻生:ほぉぉ。天才!

オダギリ:(笑)。私(麻生さん)が?

麻生:いやいや、表現が(笑)。

―― 13年前、麻生さんを推薦したのはオダギリさんと聞きました。

オダギリ:ええ。なんとなく麻生さんと何かやってみたいと思っていて。

麻生:あ、そうなんですか!

オダギリ:それが成功とも言えるし。

麻生:成功でしょう?

オダギリ:麻生さんからしたら…。

麻生:歌ったりとか、何でもやるイメージはついたよね(笑)。

オダギリ:世の中的には、麻生さんのこういう一面が見ることができた、素晴らしい機会だったと思いますよ。

麻生:さすが見る目ありますね(笑)。

オダギリ:もう、いい加減、二人で褒め合うのは限界あるって(笑)。

完成された世界で光る新たな味も醍醐味。

――旬なスタッフやキャストが制作に関わっていることもこの作品の魅力ですが、今回はいかがでしたか?

オダギリ:新しい監督さんたちは、物凄いプレッシャーの中、参加されるわけじゃないですか。だから、「僕らが助けてあげないと」という思いがなんとなくありましたね。

麻生:そうですね。

オダギリ:すでにできあがった世界に、新しく入る人が自分の味を出すってとても難しいことだと思うし。

麻生:でも、そこで監督らしさというか、持ち味を出せたらすごいよね。私たちもそれを見るのが楽しみだし。

オダギリ:麻生さん、新しいキャストのみなさんのこと大好きだよね?

麻生:もうね、本当にかわいい! 里帆ちゃんと磯村くん、2人とも。でも、もっと雰囲気が変わるのかと思っていたけど、案外変わらなくて。

オダギリ:新しい2人が時効警察の世界に馴染んできたって感じだよね。

――最後に、お二人が思う、それぞれのキャラクターの魅力は?

オダギリ:三日月はもう、なんでもできるところだよね。どんなリアクションになったとしても、三日月だったら許されるというか。

麻生:そう? 私は、三木さんの世界にいようと思ってやっているだけだから。霧山くんの魅力は?

オダギリ:僕が好きなのは、彼がなんでもないところ。周りの人が面白い会話を回すじゃないですか。そこで霧山はキョトンとしておけばいい。

麻生:あぁ、腑抜けた感じね。

オダギリ:そう、腑抜けた(笑)。

麻生:でも、霧山くんってかっこいいですよ。事件を解決していく、ふとしたときの表情とか。

オダギリ:え? そうなの??

麻生:それもあって、三日月は霧山くんのこと好きなんじゃないかな。あ、でも二人の進展は、ドラマを見てのお楽しみにしてくださいね。

『時効警察はじめました』 毎週金曜23:15からテレビ朝日系で放送中(一部地域を除く)。インターネットテレビ局「AbemaTV」と動画配信サービス「ビデオパス」では、新キャストの吉岡里帆、磯村勇斗の過去を描いた特別編も配信。©テレビ朝日

オダギリ ジョー 1976年2月16日生まれ、岡山県出身。先日公開された映画『ある船頭の話』では、脚本・監督を務め、ヴェネチア国際映画祭に選出された。秋から配信されるNetflix『深夜食堂 ―Tokyo Stories Season2-』に出演。

あそう・くみこ 1978年6月17日生まれ、千葉県出身。NHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』に出演中。12月4日から始まる松尾スズキ作・演出の舞台『キレイ-神様と待ち合わせした女-』にも出演予定。

※『anan』2019年10月23日号より。インタビュー、文・野村紀沙枝

(by anan編集部)

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