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10日間集中! 肋骨を引き締めてバストアップ。
大胸筋が支えているお胸。そのさらに下にある肋骨は、胸の土台中の土台といえる。
「だからこそ、肋骨にアプローチして、正しい位置に戻し、引き締めるトレーニングが、美バスト作りに不可欠なのです」
とスタイルアップトレーナーの才原洋子さん。現代人の肋骨は、悪い姿勢や運動不足による筋力低下で、正しい位置がキープできずどんどん下がってしまう。また、猫背や肩が内側に入る“巻き肩”で圧に耐えられず、横に広がる傾向が。
「肋骨が横に広がる歪みの場合、必然的にアンダーバストが太くなって、バスト間も広がり、ぺちゃっとした胸に…。でも本来、肋骨の周辺は柔軟性のあるエリア。トレーニングで改善するポテンシャルが高いんです」
お胸の乱れは肋骨の乱れが原因でした!
手で触れられる一番下の助骨と、胸骨に付いてない下の2本は、特に崩れて広がりやすい。肋骨の下にある横隔膜を呼吸ごとにしっかり動かすことで、肋骨と連動して胸の位置が高くなり、アンダーバストも引き締まる。
正しい肋骨
左右各12 本ある肋骨間に適度な空間があり、ラグビーボールのようなゆるやかな楕円形。左右の歪みもなく対称。胸の位置も高い。
ダメな肋骨
猫背などの悪い姿勢によって肋骨がつぶされ、全体的に下がり横にも広がる。崩れた肋骨に引っ張られて胸は垂れ、くびれも消失…。
肋骨を正しい形に戻すことで、美バストが実現!
肋骨が全体的に引き締まって上がると、肋骨と骨盤の間でお肉がだぶついていたウエストまわりもスッキリ! 出現したウエストのくびれとの差により、バストがくっきり、大きく見えるという視覚的な効果が生まれる。
下部肋骨は、下がって広がりやすいと同時に、アプローチしやすいパーツでもある。ここを安定させれば背骨と胸骨の位置も整い、理想的な上向きバストに。肋骨とともに下垂してしまった残念な胸も全体的にアップ!
今回は10日間集中肋骨トレーニングの「STEP1」をご紹介します。
STEP1 ゆるませる、ほぐす
周辺の筋肉がガチガチでは、どんなにアプローチしても肋骨はがんとして動かない。まずは助骨の上げ下げに関わる助骨筋などのこわばりをゆるめ、肋骨が動きやすい状態を作ってあげよう。
シーテッドマーメイド+アームサークル【前後左右360度刺激して歪みのクセをOFFにする】
- あぐらで座る。左右で組み替えてみて、違和感を感じるほうの足を前にする。
- 鼻で息を吸いながら、右腕をまっすぐ上げる。手のひらは内側に向ける。腕が耳より前に出ないように注意する。
- 口から息を吐きながら、左に曲げて体側を伸ばす。目線は左手の先。左手で床を押すと、反発でより右脇が伸びる。
- そのままの姿勢で、肩を支点にして、腕をできるだけ大きく回す。目は手の動きを追う。5 回転したら左腕も同様に。
アームストレッチ【腕から広背筋まで一気にゆるませる】
- 四つばいになる。手は肩の真下、膝は股関節の真下にあり、手と膝が一直線上にあることを確認。首は下がらないように。
- 左腕で体をしっかり支え、右手を斜め前に移動させる。右手を置く位置は、左手のさらに左。
- お尻の位置を高くキープしたまま、腋の下を床に近づけ、右耳を腕につける。10秒。左腕も同様に。
- 肩関節で腕と肋骨は繋がっているので、肩まわりや腕の筋肉をほぐすことも大切。小指に体重をのせると効果アップ。
さいはら・ようこ スタイルアップトレーナー、ピラティスのBESJマスタートレーナー。予約の取りにくい女性専用の『Studio-SOU 赤坂店』代表。
ブラトップ¥9,000 レギンス¥12,000(共にダンスキン/ゴールドウイン カスタマーサービスセンター TEL:0120・307・560)
※『anan』2019年9月18日号より。写真・土佐麻理子 スタイリスト・七森美和 ヘア&メイク・浜田あゆみ(メランジ) モデル・池田莉子 イラスト・すやまゆうか 取材、文・小泉咲子
(by anan編集部)
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