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【熊川哲也「5億円なら買いたい…」バレエダンサーが切望するモノとは? – 写真:Yuya Furukawa(熊川哲也) | ananweb – マガジンハウス】超オススメ!

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熊川哲也「5億円なら買いたい…」バレエダンサーが切望するモノとは? – 写真:Yuya Furukawa(熊川哲也) | ananweb – マガジンハウス

今回はananweb – マガジンハウス – 恋愛現役女子が知りたい情報を毎日更新!さんの最新記事のご紹介です。


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76点もの作品が日本初公開!

【女子的アートナビ】vol. 148

『印象派への旅 海運王の夢 バレル・コレクション』では、グラスゴー市にある世界屈指の美術館「バレル・コレクション」から73点もの作品が来日。同市内にあるケルヴィングローヴ美術博物館所蔵のゴッホ作品なども含めた出品総数80点のうち、なんと76点の作品が日本初公開となっています。

船舶の売買などで大きな成功を収めたウィリアム・バレルは、1944年に自身で集めた数千点ものコレクションをグラスゴー市に寄贈。その際、「海外には持ち出さない」などの条件をつけていたので、今まで英国外でほとんど彼のコレクションを見ることができませんでした。

ただ、現在、本国の美術館が大規模改修中で閉館しているため貸し出しが可能となり、貴重な作品群の初来日が実現したそうです。

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展示されているのは、クールベやセザンヌ、マネなど巨匠たちによるフランス絵画を中心に、オランダ、スコットランドの画家たちによる作品など名画ばかり。日本初公開作品をたくさん見られるということもあり、連日多くの人が訪れています。

なぜグラスゴーにフランス絵画?

とはいえ、なぜ海運王バレルは上質なフランス絵画を多く集められたのでしょう? バレルの出身地、スコットランドは、歴史的にフランスとの結びつきがあり、文化面でも影響を強く受けていました。さらに、グラスゴーには、パリで修行した目利きの画商がいたため、コレクターたちは一流のフランス絵画を収集できたそうです。

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フランスだけでなく、地元スコットランドの絵画もバレルは熱心に集めていました。例えば、グラスゴー出身の画家、サミュエル・ジョン・ペプローの作品も今回の会場で見ることができます。

ペプローはパリで学び、印象派などの影響を受けた画家で、スコットランドで活躍。特にバラの絵を好んで、繰り返し描いたそうです。この作品の近くには、フランスの巨匠、マネの描いたバラの絵も展示されているので、見比べてみるのも楽しいですよ。

ドガ《リハーサル》は必見!

今回の展示で特に見逃せないのは、ドガの名作《リハーサル》。彼はバレエをテーマにした作品を多く残していますが、特にこの絵は初期に描かれた油彩画のひとつ。色彩の美と大胆な構図が特徴の本作品は、やわらかな光が差し込む室内の様子が繊細に描かれていて、とても美しいです。

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そして、バレエをテーマに描いたこの作品の初来日にあわせ、世界的なバレエダンサー・熊川哲也さんが展覧会に来場されました!

熊川さん、ドガに感動!

熊川さんは、東洋人としてはじめて英国ロイヤル・バレエ団に入団した天才バレエダンサー。現在、Kバレエカンパニーを主宰され、Bunkamuraオーチャードホール芸術監督も務めるなど幅広く活躍されています。そんな熊川さんが作品を鑑賞し、感想など語りました。

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まず、メインとなるドガの《リハーサル》については、「我々バレエダンサーの世界を150 年前に描いた作品で、実際に見ることができて非常に光栄」と感想を述べ、「現在の稽古風景と共通するところ、対して変化したところは何なのか、自分の中にさまざまな問いかけが生まれた」とコメント。

さらに、本物の作品を見て感動した熊川さんは、「買えるものなら手にしたいくらい。そうですね、5 億だったら買いたいな。冗談ですよ!(笑)」とユーモアをまじえて語ったあと、「バレルは作品選びに一貫性があり、ただのお金持ちの道楽ではないと思った」とコレクションの質の高さについても言及しました。

ご自身でも彫刻作品や古い写真、楽譜などを収集しているという熊川さんは、「目に映るものがすべてきれいで完璧であってほしいという意識が常にある」と一流バレエダンサーならではの視点でアートについて語ってくれました。

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熊川さんも感動したこの展覧会は、6月30日まで開催。ぜひ本物の作品をご覧になってみてください!

Information

『印象派への旅 海運王の夢 バレル・コレクション』
会期:~6月30日(日)※6月4日(火)のみ休館
時間:10:00-18:00(入館は17:30まで) 毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)
会場:Bunkamura ザ・ミュージアム
料金:一般 ¥1,500/大学生・高校生¥1,000/中学生・小学生 700円

展覧会公式サイト:https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/19_burrell/


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